5月29日(月曜日)1日目
宿泊地 十和田簡易保険保養センター
感想
天気に恵まれ、ドライブは快適であった。盛岡を過ぎる当りから、木々の梢の緑が芽吹き特有の淡い緑に変わる。高速道路から真正面に見える雪の被った岩手山の眺望は一際素晴らしい。
発荷峠から見る十和田湖は季節を問わずその風景は何時見てもその美しさは感動する。
奥入瀬渓谷は緑の優しさと、水の流れが調和して東北の渓谷美を表現している。高低差が少ないので、遊歩道を時間のある限り歩くのもまた素晴らしい。
青森側から十和田に向かって上るほうが渓谷が感じられる。
5月30日(火曜日)2日目
宿泊地 黄金崎・不老不死温泉
青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
日本海の黄金崎海岸にある不老不死温泉。大海原に沈む夕日を見ながら入る海辺の露天風呂は、不老不死の世界に浸る事でしょう。
感想
八甲田連邦の、ぶな樹林の芽吹きの色は柔らかさを感じる緑である。樹海を過ぎると白一面の八甲田連邦、このコントラストは感動以外に無い。八甲田山・雪中行軍遭難地跡は小さな木立に囲まれた小高い山地に感じられたが、冬将軍の自然の恐ろしさを改めて感じた。
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八甲田山をバックに |
雪中行軍遭難の地 |
不老不死温泉の露天風呂 |
5月31日 (水曜日) 3日目
宿泊地 海苑・蕉風莊 住所:象潟町字中橋町
日本海の夕焼けと鳥海山の荘厳さを同時に見られる「蚶満寺」向かいの小高い丘に建つ宿です。
感想
12湖は白神山地の原生ぶな林に囲まれて神秘的な池が数多く散在し、その水の彩りは変化に富んでいる。天はこれほどの美を自然に創造したのかと…機会があれば秋の紅葉を味逢いたい。しかし、飛行機で行っても、車で行っても遠地である。
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12湖の白神自然林 |
奈曾の白滝をバックに |
鳥海山にて |
6月1日(木曜日) 4日目
宿泊場所 グランシェラ蔵王 防衛庁保養施設
住所 山形市蔵王温泉三度川1118−7
感想
鳥海山では数メートルの雪が残っていた。頂上付近から見る日本海の風景もまた格別であった。 日本列島は“聖地”“霊山”が連なる山の国であり、その一つ一つは神話と伝説に満ちて自然山中に曼陀羅絵を映し込んだ信仰の山脈であり、その中にあって今なお人々のこころをひき寄せ、魂の故郷でありつづけるのが出羽三山です。
出羽三山は羽黒山(標高414m)、月山(標高1,984m)、湯殿山(標高1,500m)からなっていて、信仰登拝はもちろんのこと、特に月山は日本百名山にも数えられて山行の人が絶えません。また、出羽三山を歩くことを羽黒修験では「三関三度」と呼んで、単に三つの山々の地上空間を通るだけではなく、現在、過去、未来という生命時間を旅することを意味し、山中や山頂に祀られた神々との邂逅も大きな目的となります。
羽黒山には現世の衆生を救う観音菩薩、三山の主峰月山には、過去つまり死後の世界の仏阿弥陀如来、そして湯殿山には未来を象徴する大日如来をそれぞれ祀って、ひた歩く行者・信者を迎えます。羽黒山は標高こそ低いが国宝五重塔付近は今でも羽黒修験の趣がある。山頂の合祭殿にお参りする。
湯殿山で湯殿山神社の開放を知り、山奥の雪に覆われた湯殿山神社にて御払いを受け、お湯の出る神殿石の上をはだしで歩いてきた。神の使者か大きな蛇が涌き出るお湯の側にどくろを巻いていたのが印象的であった。時間が無くなったので山寺は次回に回し、新しくできた高速道にて一路蔵王温泉に入る。
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羽黒山五重塔 |
羽黒山の梵鐘 |
6月2日 (金曜日) 最終日
感想
蔵王のお釜は風が強く寒さを感じたが、雲も無くきれいに見えた。冬の樹氷も見てみたい。五色沼は12湖を見た後のため、美しさが半減された。
通常は2泊3日の旅行であるが、今回は遠方のため初めて4泊5日の旅行になった。運転者の最高年令は74歳、全走行距離は2,000kmを越える強行軍であったが、楽しい旅行は疲れを半減させてくれた。
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